2025年8月8日金曜日

こくべジ販売プロジェクト(6年生)~半年間の軌跡~⑬

 家庭科室では、児童の考えたメニューの中から、商品として開発できそうなまぜマヨの試食を行いました。まぜマヨの試食のため、野菜はきゅうりのみとしました。きゅうりに合うまぜマヨの試食です。

まぜマヨの試食は、次の2つです。
〇ハムツナマヨ
〇ゆずマヨ
それぞれに、★の数で評価をつけていきました。
<集計結果>
「ハムツナマヨ」
・味   ★4.54
・見た目 ★4.27
・香り  ★4.16
・食感  ★4.65
・野菜との相性 ★4.65
・総合的評価 ★4.65

「ゆずマヨ」
・味   ★4.00
・見た目 ★4.30
・香り  ★4.43
・食感  ★3.76
・野菜との相性 ★4.05
・総合的評価 ★4.27

ゆずマヨについては、マヨネーズに加えるゆずの量を段階的に調整した試食も行いました。子どもたちの感想として、「ゆず」は、すっぱいという意見があり、子どもたちの中には苦手意識をもった児童もいました。ゆずは、なかなか食べる機会が少ないのかな?大人向けかな?

接戦でしたが、投票の結果、ハムツナマヨに決定しました!!ハムツナマヨを推す理由として、ハムを好きな人が多い、ツナを好きな人が多い、だからハムツナマヨを好きな人は多いだろう、野菜が苦手な人でも、好きなもの(食材)と混ぜて食べることによって、食べられるようになるのではないか、という考えからだそうです。しっかりとした理由があったんですね。感心しました。

2025年8月7日木曜日

こくべジ販売プロジェクト(6年生)~半年間の軌跡~⑫

 【令和7年5月9日】

朝早くから来校してもらい、家庭科室を使って、試食の準備をしていただきました。ポテトサラダの試食は、次の2つです。
〇かぼちゃのポテトサラダ
〇クリームチーズのポテトサラダ
子どもたちのプレゼンの中から、商品として実現できそうなアイデアを少しアレンジしていただき、試食の形に整えてくれました。使われている食材を一緒に確認していき、いざ試食!!
試食を終えると、カレーの試食の時と同様に、タブレット端末を使って一人ひとりが評価していきました。それぞれに、★の数で評価をつけていきました。
<集計結果>
「かぼちゃのポテトサラダ」
・味   ★4.43
・見た目 ★4.38
・香り  ★4.24
・食感  ★4.46
・総合的評価 ★4.51
「クリームチーズのポテトサラダ」
・味   ★4.78
・見た目 ★4.73
・香り  ★4.65
・食感  ★4.62
・総合的評価 ★4.81

接戦でしたが、「クリームチーズのポテトサラダ」に決まりました!!

家庭科室の大きさの関係上、全員が一斉に試食をできないため、試食も入れ替え制です。全体の半分の児童は、別室で、キューピー()の方から野菜についての話を聞きました。


また、別室では、JAの方を招き、野菜についての話を聞きました。

2025年8月6日水曜日

こくべジ販売プロジェクト(6年生)~半年間の軌跡~⑪

 【令和7年5月2日】

いよいよ、企業の方々へのプレゼンの本番を迎えました。子どもたちも緊張しています。学級の代表者だけでなく、全員が集まりました。「サラダとまぜマヨ」のメニュー案、「ポテトサラダ」のメニュー案について、順番にプレゼンしていきました。

プレゼンの合間には、企業の方からの鋭い質問がきます。商品として販売する以上、小学生に対しても決して、妥協はできません。

一番指摘されたのは、「誰を販売のターゲットにするのか」についてです。そこを強く意識したメニューにしないといけないという話がありました。社会の厳しさを学ぶ貴重な機会になりました。

子どもたちのプレゼンの内容をもちかえってもらい、実際に商品として開発できそうな内容を試食のメニューとして改めて提示してくれることになりました。

2025年8月5日火曜日

こくべジ販売プロジェクト(6年生)~半年間の軌跡~⑩

 プレゼンまで、日にちがありません。タイトなスケジュールです。各学級から代表者を募り、空き教室に集合しました。休み時間を使って、協力してプレゼンにまとめていくことになりました。

タブレット端末を効果的に活用し、自分たちが学級で考えた案をまとめていきます。企業の方々は、商品の企画・開発、販売のプロの方々です。こんな経験は、なかなかできるものではありません。子どもたちもそのことは意識しており、真剣です。

担任からのアドバイスをもらいながら、プレゼンを仕上げていきました。

2025年8月4日月曜日

こくべジ販売プロジェクト(6年生)~半年間の軌跡~⑨

 【令和7年4月16日~】

前回の宿題3点に取り組みました。
1 どのようなサラダにしたいか
2 そのサラダに合う「まぜマヨ」の中身について
3 どのようなポテトサラダを作りたいか
クラスごとに、考えを出し合い、整理していきました。まずは、グループで意見を出し合いました。

学級全体で意見を整理していく中でも、自分たちの好みの違いから、意見が対立することもありました。そんな時は、誰に対して販売したいのか(販売のターゲットは誰?)という原点に立ち戻りながら、話し合いを進めていくようにしました。

どの学級でも、活発な意見が交わされました。担任も子どもたちから出た意見やアイデアを整理していくのに一苦労・・・。

それぞれの学級で出てきた意見を学年で集約することになりました。はじめの計画では、子どもたちから出てきた意見が集約されたら、それをそのまま宿題の返答として伝えるつもりでしたが、「自分たちで考えたメニューの案を企業の方々に直接伝えたい!」という強い思いから、急遽、来校してもらい、プレゼンすることになりました。

2025年8月1日金曜日

こくべジ販売プロジェクト(6年生)~半年間の軌跡~⑧

 【令和7年4月15日】

全員で体育館に集まりました。体育館には多くのゲストティーチャーの方々がいらっしゃっていました。まず、国分寺マルイの店長から話を聞きました。国分寺マルイを1日に利用する人数やマルイが取り組んできたこれまでの地域貢献の取組、今年の夏にI♡国分寺を開催することなどの話を聞きました。昨年の夏に国分寺マルイで開催したイベントで、近隣市の小学校が地元企業とともに商品開発し販売をしたことも知りました。

次に、先進的な取組を行っていた近隣小学校の、その時の様子を映像で見ました。そこには、同じ6年生が生き生きとした表情で楽しそうに販売体験を行っている映像が流れていました。

続けて、国分寺マルイの店長から、今回、本校とともに、このプロジェクトに参加してくれる企業の方々が紹介されました。それは、「キューピー()」です。マヨネーズで有名な会社で、ほとんどの児童が知っていました。

キューピーの方から会社の概要やこれまでの取組の話があった後、国分寺市立第七小学校のみなさんと、サラダに合う「まぜマヨ」を一緒に考えたい、という提案がありました。

次に、今回、キューピー()と学校との間を取りもってくれ学校のサポートに入ってくれる、()幕明の風間さんから、6月末の販売会場が「国分寺マルイ」であるという発表がありました。また、まぜマヨに加えて、ポテトサラダも一緒に企画したい、という話がありました。

既にカレーの商品企画に取り組み始めていた6年生にとって、カレーとサラダとの組み合わせは、想定の範囲内です。この日、サラダボウルにどんな野菜を入れたいか、そしてどのようなまぜマヨを合わせるか、どのようなポテトサラダを作りたいか、について次回までに考えてくるようにと、風間さんから宿題が出ました。

2025年7月31日木曜日

こくべジ販売プロジェクト(6年生)~半年間の軌跡~⑦

 【令和7年5月14日】

第2回目の試食の日。まず、目取眞さんから、パッケージのデザインが完成したという報告が全員にありました。6人の児童が描いたイラストの組み合わせになりました。かなり忠実に再現されていて、かわいいデザインに仕上がりました。

箱の側面にも、児童の考えた「こくべジ豆知識」が掲載されています。自分のデザインが採
用された子はもちろん、採用されなくても、完成したパッケージを見て、みんな大満足です。

今回の試食は、「いちご」×「さつまいも」のいちごの甘さの調整です。
「いちご1.5倍」VS「いちご2倍」
今日の結果次第で、味が決まります。重要な評価になります。

それぞれに、前回と同様に★の数で評価をつけていきました。

<集計結果>

「いちご1.5倍」
・味   ★4.51
・見た目 ★4.45
・香り  ★4.21
・食感  ★4.55
・総合的評価 ★4.51
「いちご2倍」
・味   ★3.43
・見た目 ★4.14
・香り  ★3.29
・食感  ★3.93
・総合的評価 ★3.61

レトルトカレーのメニューは、全員で投票した結果、「いちご」×「さつまいも」のいちご1.5倍に決まりました!!

2025年7月30日水曜日

こくべジ販売プロジェクト(6年生)~半年間の軌跡~⑥

 一口ずつですが、ご飯とレトルトカレーの試食をしました。試食は2種類です。
「いちご」×「ブロッコリー」  
「いちご」×「さつまいも」
この2つを試食して、どちらを販売したいかを決めます。

子どもたちは、タブレット端末を使って、2つのレトルトカレーを評価していきました。評価は「味」「見た目」「香り」「食感」「総合的評価」の5項目です。それぞれに、★1~★5で評価していきます。最後に自由意見もあります。

<集計結果>
「いちご」×「ブロッコリー」
・味   ★3.75
・見た目 ★3.64
・香り  ★3.29
・食感  ★3.84
・総合的評価 ★3.82

「いちご」×「さつまいも」
・味   ★4.00
・見た目 ★4.18
・香り  ★3.71
・食感  ★4.25
・総合的評価 ★4.19

最後に、「どちらのカレーを販売したいと思いましたか」の投票を行いました。
「いちご」×「ブロッコリー」→24%
「いちご」×「さつまいも」→75%

レトルトカレーのメニューは、全員で投票した結果、「いちご」×「さつまいも」に決まりました。自由意見の中で、いちごの甘さについての意見があったため、2回目の試食をすることになりました。次は、いちごの量が今回の「いちご1.5倍」か「いちご2倍」かです。

2025年7月29日火曜日

こくべジ販売プロジェクト(6年生)~半年間の軌跡~⑤

 【令和7年4月24日】

第1回目の試食の日。地域の農家から調達できた「いちご」をベースに、工場で製造したレトルトカレーの試食です。前回の候補の中にあった「さつまいも」と「ブロッコリー」がサブの食材として組み合わさっています。早速、家庭科室で試食の準備に入りました。

さあ、子どもたちにとって、初めての試食の日。ドキドキ、わくわくが止まりません。この日、食物アレルギーのある児童は試食を控えました。安全第一。

ここで初めて、子どもたちは、カレーのメイン食材が「いちご」であることを知りました。驚きの声が。まさか、メインの食材にイチゴが選ばれるなんて・・・。誰が予想していたことでしょう。(最終候補に残った5つの食材の中から、地域の農家の方の都合で、イチゴが販売に十分な量が確保できたためです。)


2025年7月28日月曜日

こくべジ販売プロジェクト(6年生)~半年間の軌跡~④

 【令和7年3月21日】

カレーのパッケージのデザインを考えました。子どもたちが描いた手書きのイラストは、MOTTAINAI BATON(株)を通して、プロのイラストレーターに仕上げてもらうことになり、自分の考えたデザインが使われるかドキドキしながらも、一人ひとり一生懸命考えていきました。

「一人のデザインに決まらないこともあります。良いデザインがあれば、何人かの描いたデザインを組み合わせて、カレーのパッケージを完成させる場合もあります。」と先生から知らされ、がぜんやる気UP!!

2025年7月25日金曜日

こくべジ販売プロジェクト(6年生)~半年間の軌跡~③

 【令和7年3月4日】

今回、カレー販売のサポートをしてくださる、MOTTAINAI BATON(株)の目取眞(めどるま)さんによる授業が始まりました。国分寺にあるレトルトカレー製造・販売の会社です。「もったいない食材のカレー化で地域の課題を解消する会社」です。子どもたちとの顔合わせだけでなく、授業を実施してくれました。

みんなで目取眞さんと一緒に、食品ロスについて学習しました。カレーは、廃棄される予定の規格外の野菜を有効に活用することができます。子どもたちも、自分たちのプロジェクトが地域の農家の方々の役に立つことを学習していきました。

どのようなカレーを作りたいか、カレーにどのようなこくべジを入れたいか、についてグループで考えていきました。何をメインの食材に使ったカレーにするのか・・・。販売の時期を念頭に置いて、食材を確保する時期と野菜の収穫年間カレンダーから、カレーの食材にできそうなこくべじを5種類まで全員で絞り込みました。

                                            

 こくべジの候補は、「さつまいも」「うど」「ブロッコリー」「長ねぎ」「いちご」の5つになりました。(今回の授業はここまで。販売できる食材量が確保できるか、地域の農家との交渉が必要だからです。)

2025年7月24日木曜日

こくべジ販売プロジェクト(6年生)~半年間の軌跡~②

 【令和7年1月20日】

メニューを考えて販売するには、協力してくれる店舗が欠かせません。協力してくれる店舗にもメリットがでるように、「何を作りたいか」の他にも、あらかじめ考えておかなければいけないことは、次の3点です。

    誰に販売するか(ターゲットは?)
    売り切るためのアイデア
    協力してくれる店舗にとってのメリットは?

さて、何を作ろうか・・・・グループごとにアイデアを出し合いました。

パン・サンドイッチ・カレー・スープ・ケーキ・アイスクリーム・ハンバーグなどなど。たくさんの意見が出てきました。

グループで出てきた考えやアイデアを画用紙に書き、カテゴリーごとに模造紙に貼っていきました。ターゲットは、大きく2つに分かれました。「野菜が嫌いな人」と「野菜が好きな人」。「野菜が好きな人」に販売する理由は、もっと野菜を好きになってもらいたいから、が理由です。なるほど!!

「売り切るためのアイデア」では、宣伝の方法についてのアイデアがたくさん出てきました。ユーチューバーに宣伝してもらうという意見もありました(笑)。

「協力店のメリット」では、PRすることでそのお店が有名になる、人気店になる、という意見が多く出され、新たなメニューができる、小学生が考えたという付加価値がつくことで売り上げが上がる、という意見も。

出てきた意見やアイデアを整理し、一つずつ確認していきました。

「何を作りたいか」では、たくさん出てきましたが、意見が最も多かったのが、「カレー」。そこで、カレーを作ることになりました。

          

まずは、ここまで。次回は、3月!!少し学習の期間を開けることにしました。(ここから、協力してくれる店を探す期間が必要だからです。)この後、この地域で長年生活している地域の方の紹介で、レトルトカレーの会社を紹介していただきました。

2025年7月23日水曜日

こくべジ販売プロジェクト(6年生)~半年間の軌跡~①

 

【令和7年1月17日】

学年全員で多目的室に集まり、新しい学習がスタートしました。本校の2年生が大根を収穫する映像を全員で見ながら、3年生で学習した「こくべジ(地場野菜)」、4年生の時の外国語での、野菜を組み合わせたオリジナルピザ作りの学習を振り返りながら、小学校生活の集大成となる新しいプロジェクトがスタートしました。

「こくべジ」を使ったメニューを考え、販売しよう!!」


販売時期は、6月末。

販売までのスケジュールと学習の流れを知ったあと、このプロジェクトに名前を付けることになりました。どんなプロジェクト名にしたいか、みんなでアイデアを出し合いました。その結果、プロジェクト名は、「こくべジ販売プロジェクト」に決まりました。

さあ、半年かけての新しいプロジェクトのスタートです。

2025年7月17日木曜日

ごみの減量に向けて~国分寺市廃棄物減量等推進委員会による授業~(4年生)

 4年生の社会科の学習で、国分寺市廃棄物減量等推進委員会の方々を招き、ごみの減量に向けての授業を行いました。











 今日は、「江戸時代の生活の知恵」「ごみの増加と環境の変化」「解決に大切な3R」「国分寺市のごみの出し方ルールを知る」「ごみの分別体験」「今日の学習の振り返り」という流れで学習しました。子どもたちも、真剣に取り組んでいます。今日の学習で学んだことを、ぜひ家でも実践してほしいと思います。