2021年1月23日土曜日

ピンチを学びのチャンスに 3年生「9歳のハローワーク」


 地域参画型授業3年生

「9歳のハローワーク」

地域のお店屋さんから、こんな素敵な写真が届きました。
 
 実は本校ではこれまで毎年3年生が、地域のお店屋さんにお店番体験をさせていただいてきました。事前にCS会長さんが全店と交渉して下さり、子供たちの体験を受け入れていただきます。はじめにお店の皆さんにインタビューに答えていただき、子供たちはお店屋さんに行く準備をします。インタビューの時も、お店番体験の時も、保護者の皆さんが行き帰りの安全を見守ってくださいます。体験のあとは、学んだことをそれぞれのグループでまとめて、お世話になったお店屋さんや、保護者の方々をお招きして、報告と感謝を伝える会を開いてきました。
 お店番体験を通して、子供たちは自分たちの住む街のことに目を開き、支えていただいていることを実感します。そして保護者の皆さんはそんな子供たちの気持ちを受け止めて、一緒にお店番をしたお店に行って、お買い物をしたり、お食事をしたりしてくださいます。
 子供たちが街に飛び出して、人と人を繋いでいきます。

 こんなコロナ禍であっても「お子さんたちを待ってますよ!」と声をかけてくださるお店もたくさんありましたが、お言葉に甘えるわけにもいきません。何か代わりにできることはないだろうか・・・・・・・・・・・
 ピンチをチャンスに‼子供たちといろいろと考えて、今年の3年生はいつもお世話になっているお店の皆さんに、エールを送ることはできないかと考えました。そしてこんなプレゼントを作りました。

 地域参画型授業では、地域の皆さんにお世話になることばかりでしたが、今度は自分たちにできることはないかと考えました。手紙を書く前には、CS会長さんが、手紙を書く予定のお店や施設の様子を各クラスを回って紹介してくださいました。お店番体験はできませんが、地域への関心はどんどん膨らんだ3年生でした。


 新型コロナ感染症は、私たちの学びのチャンスを奪い、意欲さえももっていかれそうになったこともありました。でも、新しい生活様式に合った、新しい取り組みを生み出すチャンスの時なのかもしれないと、思えるようになってきました。保護者や地域の皆さんに支えていただきながら、子供たちの柔軟な発想に助けてもらいながら、これからもチャレンジを続けます。





2021年1月22日金曜日

七小 一月の風物詩 その2

 七小 一月の風物詩 その2

みんなで読モーヴ !!

 前号に引き続き、一月の風物詩をお届けします。お正月といえば「福袋」というわけで…、七小図書館には、本の福袋が並びました。(もう完売してしまいましたが)どんな本が入っているかと言いますと,図書室の棚で「帯出禁」の赤いシールが貼ってある本です。つまり新しい本だったり、図鑑だったり,普段は人気がありすぎて、貸し出しができなかったり・・そんな、子供たちにとっては魅力的な本が、この福袋の中に入っています。並んででも手に入れたいのが福袋。そんなわけで、やっと手にすることができた「本の福袋」を大切そうに両手で抱えて教室に帰っていく姿が、何とも微笑ましい風物詩です。






副籍交流のお友達へ

 七小では、同じ学区にお住まいで、特別支援学校等に通っている地域のお友達と、交流する「副籍交流」が行われています。毎年交流のお友達や、その保護者の方、相手校のコーディネーターの先生方が年度の初めに来校されて、一年間の予定を立てます。
 一緒に絵を描く活動から始めてみよう、一緒に何か工作はできないか、お楽しみ会にジョイントしよう等々・・・・
 一年生から少しずつ交流していくことで、次の年クラスが替わっても、また新しい出会いを楽しみ、次の年も、また少しずつ出会いがあって、6年間でお互いに育ちあっていくことができます。本校の子供たちにとっても一生懸命学ぶ仲間が増えることは素敵なことです。

 今年は残念ながらコロナ禍で、直接交流はできませんでしたが、学校だより等でお手紙交流をしていました。そんな中、例年ですと最後の交流会をする今頃を待って、副籍交流のお友達にお手紙を書きました。3年生が七小の学校生活の様子を伝えるために話し合いをしたそうです。長いお手紙を書くよりも,トピックスを絵にかく方がいいのではということになり、こんな素敵なお手紙の本が出来上がりました。
              
       

4年生になってまた直接交流でお会いしましょう。そして学ぶ場所は違うけれど、これからも一緒に育ちあってまいりましょう

2021年1月21日木曜日

七小 一月の風物詩

七小の一月の風物詩

 校長室の入り口に、いつもその時々の季節に合わせて、とても素敵なリースの折り紙を作ってきてくれる子(正確には姉妹)がいます。姉妹で折り紙に向き合っているときの穏やかな会話や、楽しい笑い声が聞こえてくるようで、貼っているだけで幸せな気持ちになります。無病息災、「七小みんなが今日も元気で過ごせますように」と、このリースの前で毎朝お願いごとをするのが日課になっています。(すごくごりやくがあるような気がしています)

 本当にいろいろな困難なことがあり、気持ちが落ち込むことの多い2020年ではありました。でもいつも前向きに頑張る七小の子供たちにこれまで元気をもらって、新しい視点で、子ども達がいっぱい夢を語り、前向きに躍動できる学校にバージョンアップする大チャンスの2021年と位置付けていきます。

 始業式には、高村光太郎んの「牛」という詩の中の一部を紹介しました。
「牛はのろのろ歩く ・・・・・がちりがちりと牛は砂を掘り 土を掘り 石をはねとばし やっぱり牛はのろのろ歩く ・・・・・牛はがむしゃらではない けれどもかなりがむしゃらだ・・・・・」

 そしてコロナ禍のいろいろな制約がなくなって、自由に旅することができるようになったら、わたしは、ぜひ大草原へ行って牛の歩く姿を見たいという話をしました。牛がガチリガチリと歩く姿や、がむしゃらではない歩み「けれどもがむしゃらな様子」をぜひ自分の目で見て、感じたり、共感したりしたい。そんな風になるように、今は今できることを精一杯頑張りたいとう話をしました。家の中もいいけれど、やっぱり子供たちには本物を見たり、聞いたり、触ったりして感じる体験をいっぱいさせてあげたいと、切に祈るばかりです。 

七小の一月の風物詩その1「お話給食 おいしいおかゆ」

 グリム童話より  むかしむかしある町の小さな家でのお話です。住んでいるのは心の優しい女の子とお母さんの2人です。女の子は森でひとりのおばあさんに会いました。おばあさんは、女の子に古ぼけたおなべをくれました。そのお鍋にある言葉を話しかけると・・・・
 どのクラスも給食でおいしいおかゆをいただきながら、テレビで、図書委員の5・6年生が読みかかせをしてくれるグリム童話「おいしいおかゆ」を聞きました。
 おいしくて、わくわく、そして最後はハラハラするお話に、魅了された時間でした。


七小の一月の風物詩「手作り凧揚げ」
 毎年一年生が自分たちで凧を作り、校庭でこの季節に凧揚げをします。映画「メリーポピンズ」の中の「凧をあげよう」という名曲を思い出します。
Lt's go fly a kite  Up to the highest height
 凧をあげよう!一番高いところまで! 「凧をあげよう」は、この映画の主人公の家族が幸せの象徴として歌う歌です。みんなで凧をあげた時の爽快感、幸福感が伝わってくる歌だと思います。。ソーシャルディスタンスをとって、広い校庭を思いっきり走る1年生の姿からは、そんな歌声が聞こえてきそうでした。1月の七小の大切な風物詩になっています。