6年生の地域参画型授業では
毎年、これから中学に巣立っていく子供たちに
未来に夢をもち、自分の足でしっかりと一歩一歩
歩んでいってほしいという思いを込めて、
キャリア教育『はばたけ、未来へ!』をテーマに学んでいます
今年は、子供たちと、裁判員裁判について
学習してみようということになりました。
CS協議会会長さんのご紹介もあって、
素晴らしい弁護士さん4名が、このミッションに加わって
担任と一緒に授業をつくってくださることになりました。
4名の弁護士さん方は、事前の打ち合わせや、
担任とのメールでの調整等を何回も繰り返して、
この授業で子供たちが自分たちの力で
しっかりと考えて、意見が述べられるような場面の設定に
尽力してくださいました。
選んだ教材は、NHKの番組「昔話法廷」シリーズの中から
「三びきのこぶた」と「かちかち山」です。
こんな流れで授業が進みました。
①②時間目
刑事裁判の仕組みを学び、「昔話法廷」の論点をまとめる
③④時間目
検察側・弁護側・裁判員側に分かれ、それぞれの考えを伝え合う
⑤⑥時間目
体育館法廷で、模擬裁判を行いお互いのクラスで見合う
学習の最後に、弁護士の先生方からお話をいただきました。
〇一つの事実があっても、色々な見方(評価)ができる。だからいつも柔らかい視点をもって、反対の人の考えもよく聞き、丁寧に自分の考えをわかるように伝え、説得してほしい。
〇同じ事実もいろいろな見え方がする。たとえばマスコミが犯罪者と言っても、裁判にかけなければわからない。被告人の立場も考え、やり直すチャンスを考えたい。人は必ず失敗をする。でも本当に悪い極悪人は、何万人に一人しかいないと思う。「間違えを犯したら、必ずやり直してほしい」と願って弁護士をしている。
たくさんの方々に支えていただいて行う地域参画型授業で、
七小の子供たちはまた成長することができました。
授業づくりにを全面的にご協力いただいたCS会長さん・四人の弁護士の皆さん
応援に駆けつけてくださった教育長古屋先生・教育委員富山先生、
相談にのっていただいた保護者の皆様、
心より感謝申し上げます。
その後各学級で振り返りの学習をします。6年生の子供たちがこの取り組みを通して、どんなことを考え、どんなことを感じたのか、またお伝えしようと思います。