2020年10月17日土曜日

七小 ピカピカだより

 6年生 家庭科の授業「ピカピカの片栗粉を作ろう」

 多目的室として、学校でも地域の皆さんにも大いに活用していただいていた家庭科室ですが、ガス設備や水道設備の老朽化で改修をお願いしていました。この夏休み、ピカピカの調理台を固定して、安全にガスや水道が使える教室にリニューアルオープンしました。とても短い夏休みでしたので、国分寺市の工事担当の方々や、業者の皆さんには本当にご苦労をおかけして、改修を進めていただきました。ところがやっと素敵な調理台が揃ったところで、コロナ禍で調理ができない状態が続いておりました。
 「調理ができなーい!」と嘆いているだけではなく、ピンチをチャンスに教材開発できないかと考えました。家庭科を担当している本校講師を中心に、このコロナ禍でもできる、調理の入門学習を開発し、先日実習をしました。(調理実習と言っても、作ったものを試食できるのは、もう少し先になりそうです。)

「ピカピカの家庭科室で、ピカピカの片栗粉を作ろう!!」

初めにジャガイモの皮むきの練習をして、それからおろし金でジャガイモをすり下ろします。その後水を入れて沈殿させ、水を捨てます。
こうやって何回か水を取り替えていくと・・・・
ピカピカの白いでんぷん(片栗粉)が残ります。
程よく乾燥させると、よくおうちで使っているピカピカの片栗粉の出来上がり!!
6年生はこの後、おもしろ実験の定番になっている「ダイラタンシーの謎にも迫ろう!」と学びを深めていました。ゆっくり触るとドロドロな片栗粉が、素早くたたくと固くなる現象をどう説明すればよいでしょう。
この続きは、どうぞご家庭で話題にしてみてください。


ピカピカだよりその2は今七小の廊下でピカピカに周りを明るくしくれているものを紹介します。一つ目は、地域にお住まいの方がいつも届けてくださる季節のお花。季節感たっぷりの盛花に、秋をいっぱい感じています。いつもありがとうございます。
もう一つは、廊下の出窓のところに飾ってある、3年生の図工の作品「カラフルフレンド」です。
 透明ないろいろな大きさの袋に、
いろいろなものが詰まっています。
窓辺に飾ってあるのできらきらピカピカ光って、
まるでステンドグラスのようです。
出来上がった「カラフルフレンド」たちが
窓辺で楽しそうにお話をしている感じで、
廊下を歩くのがとても楽しみな
の頃です。






2020年10月12日月曜日

雨が降っても行ってきました?(2年生 校外学習)

 雨が降っても(バーチャル見学に)行ってきました

2年生は生活科で
地域のことを学んでいます。
ずっと延期になっていた校外学習
公共交通機関を使わず
コロナ対策も十分行って
地域への興味や関心を広げる
そんな学習材はないかと
一生懸命探しました。

今日のコースは、
国分寺市立第三小学校
→お鷹の道→国分寺市立第四小学校
→武蔵国分寺公園
という予定でした。
三小と、四小は、近くの学校ですが
なかなか実際に行ってみる機会もないので
今回の探検コースに
入れることになりました。
三小と四小の校長先生が、
門のところで、お話をしてくださる
ことになっていました。
(ご多用の中、
またコロナ禍であるにも関わらず
お受けいただき
ありがとうございました)

他校の校長先生に
お会いすることはあまりないので
子供たちはとても楽しみにしています。

ところが台風が近づいてきて
この日の校外学習は延期。
通常の学習を教室で行い
給食の時間は体育館に
集まりました。
 風通しの良い体育館で(この日はだいぶ寒い感じでしたが・・・・)ソーシャルディスタンスをとって、ビニールシートを敷いて、全員前を向いてお弁当をいただきました。場所は秋の武蔵国分寺公園の自然の中ではありませんでしたが、おうちの方が作ってくださったお弁当は、最高でした。
 食べ終わった後、なんと体育館の大画面で、バーチャル世界旅行に行くことになりました。学校を出発して、空港へ。その後飛行機に乗って、韓国や、イタリア経由でオーストラリアへ、そのあとはいったん東京に戻り、宇宙ロケットに乗り換えて、宇宙に飛び立つことになりました。月や火星や太陽を回って、地球へ帰還…
 無事に国分寺市立第七小学校のケヤッキーの門の前に到着しました。
バーチャルでの旅行ではありましたが、なんだかわくわくする時間でした。4月からのコロナ対応で、たくさん制限したり中止になったりすることが多かった学校生活です。そんな中でも、子供たちの学ぶ意欲や学校生活の楽しみを少しでも見つけていけるよう、教員は日々探し続けています




2020年10月4日日曜日

2年生 地域参画型授業「秋の野菜作りに挑戦」

 2年生が大根の種を植えました

9月2日
地域の畑の先生が2年生の3クラスを回って
大根の種の植え方を教えてくださいました。
小さな小さな黒いゴマ粒のような大根の種
本当にこの種から芽が出るのでしょうか。
2年生の子供たちは興味津々です。

毎年来校してくださる畑の先生ですが
今年はコロナウイルス感染症の対応で
地域の方々をお迎えしての学習は
ずっと制限しておりました。
9月に入り、畑の学習を再開。
三密を避けて畑に種を蒔くことを決めました

この立派な畑は、いったい七小のどこにあるか
ご存知でしょうか。
そう、向こうに見えているのはプールのネットです。
プールの前の、本当に小さな細長い畑です。
この畑を、本校の用務主事さんが耕運機で耕し
さらに畑の先生と一緒に
畝を作ってくださいました。
畑はなんといっても土づくりが大切と、
深くふかふかの土にしてくださいました。

9月14日
いよいよ子供たちが畑に種を植える日
畑の先生は、子供たちが密にならないよう
種を蒔く位置をつまようじを立てて
ポインティングしてくださいました。
だから、子供たちは畝を歩いて、
短い時間で、各クラスともに
間隔をとって種を蒔くことができました。
細やかな心配りに感謝です。


9月24日
畑を訪れると、もうこんなに
きれいでピカピカ光る葉っぱが出ていました。

子供たちはそんな様子を早速カードに
かいています

「ぐんぐん育ってほしい。」という気持ちが、
カードいっぱいに描かれています。

小さな小さな大根の種が
これからどんな発見や、感動を
プレゼントしてくれるのか
本当に本当に楽しみです。

弁護士による「いじめ防止授業」より

 5年生 

弁護士による

「いじめ防止授業」レポート

「コロナ禍であっても、これは楽しいなあ

と思ったことがありますか。」

そんな弁護士さんからの問いかけから

始まった授業でした。

 人から見たらつまらないことでも「これでいいんだ。」と思えることを、自信と言います。自分にとって大切なことを、自分で決められることを自由と言います。これに安心が加わって、私たちが幸せに生きるために誰にでも等しく守られているこの三つのことを「人権」と言います。
 いじめは相手のこの大切な三つのことを大きく傷つけることになります。だからいじめはいけないのです。
 ある6年生の女の子のことが話されました。自死を選んだその女の子に起こったことはどんなことだったのか考えました。人にはそれぞれのコップがあります。悲しいことや辛いことがそのコップにいっぱいになったとします。でもそれぞれのコップの中の様子は誰にもわからないのです。他人には些細な言葉や小さな行動でも、その一滴を加えたことでコップの水があふれ出てしまうことがあるということを知りました。
 そしていじめを受けた人の苦しさは、その家族の苦しさでもあり、またいじめに関わったすべての人たちをずっとずっと将来にわたって背負い苦しめることにもなる。誰も幸せになることはないということも知りました。
 ドラえもんののび太君をめっぐってまとめのお話がありました。みんながしずかちゃんになればいい。しずかちゃんは、一人では何もできないかもしれないけれど、困っているのび太君の話を聞くしずかちゃんが、二人、三人、五人、十人、百人と増えていけば、きっとのび太君の力になり、勇気になるはず・・・・・・。
 弁護士会からおいでいただいた弁護士の先生は、コロナ禍にあっても土曜日のご自分の時間を使って本校の5年生のために、一クラスずつ回って丁寧にお話をしてくださいました。弁護士の先生が本気で子供たちに向き合ってくださったその瞬間は、本当に迫力があり、説得力と人間力に感動するばかりでした。この授業の子供たちの感想は、ぜひご家庭で聞いてみてください。

 学校だより10月号でお知らせしたとおり、10月24日(土曜日)にシンガーソングライターのつっちょさんが、「いじめ防止ライブin七小」と銘打って、5・6年生対象に体育館ライブを行ってくださいます。(学校だより10月号の「つっちょさん」の記事で、ライブの日程を10月26日と記載してしまいました。10月24日(土曜日)が正しいです。お詫びして訂正いたします)本来ですと、全校児童対象、保護者の皆さんもお招きしての開催の予定でした。対象を高学年に絞り、各学年40分で2回も講演してくださることになりました。感染症対策を十分にとっての開催といたします。

 七小の5・6年生なら、きっと弁護士の先生や、つっちょさんから受けっとったメッセージを、自分たちの言葉や行動にして後輩たちに伝えてくれると思います。
長野県人会の皆さんから届けていただいた
リンドウ 花言葉は「正義」

 これまで以上に自信と自由と、そして安全が広がる第七小学校になるように、大人も子供も主体的に行動する10月にして参ります。