2020年10月4日日曜日

弁護士による「いじめ防止授業」より

 5年生 

弁護士による

「いじめ防止授業」レポート

「コロナ禍であっても、これは楽しいなあ

と思ったことがありますか。」

そんな弁護士さんからの問いかけから

始まった授業でした。

 人から見たらつまらないことでも「これでいいんだ。」と思えることを、自信と言います。自分にとって大切なことを、自分で決められることを自由と言います。これに安心が加わって、私たちが幸せに生きるために誰にでも等しく守られているこの三つのことを「人権」と言います。
 いじめは相手のこの大切な三つのことを大きく傷つけることになります。だからいじめはいけないのです。
 ある6年生の女の子のことが話されました。自死を選んだその女の子に起こったことはどんなことだったのか考えました。人にはそれぞれのコップがあります。悲しいことや辛いことがそのコップにいっぱいになったとします。でもそれぞれのコップの中の様子は誰にもわからないのです。他人には些細な言葉や小さな行動でも、その一滴を加えたことでコップの水があふれ出てしまうことがあるということを知りました。
 そしていじめを受けた人の苦しさは、その家族の苦しさでもあり、またいじめに関わったすべての人たちをずっとずっと将来にわたって背負い苦しめることにもなる。誰も幸せになることはないということも知りました。
 ドラえもんののび太君をめっぐってまとめのお話がありました。みんながしずかちゃんになればいい。しずかちゃんは、一人では何もできないかもしれないけれど、困っているのび太君の話を聞くしずかちゃんが、二人、三人、五人、十人、百人と増えていけば、きっとのび太君の力になり、勇気になるはず・・・・・・。
 弁護士会からおいでいただいた弁護士の先生は、コロナ禍にあっても土曜日のご自分の時間を使って本校の5年生のために、一クラスずつ回って丁寧にお話をしてくださいました。弁護士の先生が本気で子供たちに向き合ってくださったその瞬間は、本当に迫力があり、説得力と人間力に感動するばかりでした。この授業の子供たちの感想は、ぜひご家庭で聞いてみてください。

 学校だより10月号でお知らせしたとおり、10月24日(土曜日)にシンガーソングライターのつっちょさんが、「いじめ防止ライブin七小」と銘打って、5・6年生対象に体育館ライブを行ってくださいます。(学校だより10月号の「つっちょさん」の記事で、ライブの日程を10月26日と記載してしまいました。10月24日(土曜日)が正しいです。お詫びして訂正いたします)本来ですと、全校児童対象、保護者の皆さんもお招きしての開催の予定でした。対象を高学年に絞り、各学年40分で2回も講演してくださることになりました。感染症対策を十分にとっての開催といたします。

 七小の5・6年生なら、きっと弁護士の先生や、つっちょさんから受けっとったメッセージを、自分たちの言葉や行動にして後輩たちに伝えてくれると思います。
長野県人会の皆さんから届けていただいた
リンドウ 花言葉は「正義」

 これまで以上に自信と自由と、そして安全が広がる第七小学校になるように、大人も子供も主体的に行動する10月にして参ります。