地域参画型授業3年生
「9歳のハローワーク」
地域のお店屋さんから、こんな素敵な写真が届きました。
実は本校ではこれまで毎年3年生が、地域のお店屋さんにお店番体験をさせていただいてきました。事前にCS会長さんが全店と交渉して下さり、子供たちの体験を受け入れていただきます。はじめにお店の皆さんにインタビューに答えていただき、子供たちはお店屋さんに行く準備をします。インタビューの時も、お店番体験の時も、保護者の皆さんが行き帰りの安全を見守ってくださいます。体験のあとは、学んだことをそれぞれのグループでまとめて、お世話になったお店屋さんや、保護者の方々をお招きして、報告と感謝を伝える会を開いてきました。
お店番体験を通して、子供たちは自分たちの住む街のことに目を開き、支えていただいていることを実感します。そして保護者の皆さんはそんな子供たちの気持ちを受け止めて、一緒にお店番をしたお店に行って、お買い物をしたり、お食事をしたりしてくださいます。
子供たちが街に飛び出して、人と人を繋いでいきます。
こんなコロナ禍であっても「お子さんたちを待ってますよ!」と声をかけてくださるお店もたくさんありましたが、お言葉に甘えるわけにもいきません。何か代わりにできることはないだろうか・・・・・・・・・・・
ピンチをチャンスに‼子供たちといろいろと考えて、今年の3年生はいつもお世話になっているお店の皆さんに、エールを送ることはできないかと考えました。そしてこんなプレゼントを作りました。
地域参画型授業では、地域の皆さんにお世話になることばかりでしたが、今度は自分たちにできることはないかと考えました。手紙を書く前には、CS会長さんが、手紙を書く予定のお店や施設の様子を各クラスを回って紹介してくださいました。お店番体験はできませんが、地域への関心はどんどん膨らんだ3年生でした。
新型コロナ感染症は、私たちの学びのチャンスを奪い、意欲さえももっていかれそうになったこともありました。でも、新しい生活様式に合った、新しい取り組みを生み出すチャンスの時なのかもしれないと、思えるようになってきました。保護者や地域の皆さんに支えていただきながら、子供たちの柔軟な発想に助けてもらいながら、これからもチャレンジを続けます。