七小の一月の風物詩
校長室の入り口に、いつもその時々の季節に合わせて、とても素敵なリースの折り紙を作ってきてくれる子(正確には姉妹)がいます。姉妹で折り紙に向き合っているときの穏やかな会話や、楽しい笑い声が聞こえてくるようで、貼っているだけで幸せな気持ちになります。無病息災、「七小みんなが今日も元気で過ごせますように」と、このリースの前で毎朝お願いごとをするのが日課になっています。(すごくごりやくがあるような気がしています)
本当にいろいろな困難なことがあり、気持ちが落ち込むことの多い2020年ではありました。でもいつも前向きに頑張る七小の子供たちにこれまで元気をもらって、新しい視点で、子ども達がいっぱい夢を語り、前向きに躍動できる学校にバージョンアップする大チャンスの2021年と位置付けていきます。
始業式には、高村光太郎んの「牛」という詩の中の一部を紹介しました。
「牛はのろのろ歩く ・・・・・がちりがちりと牛は砂を掘り 土を掘り 石をはねとばし やっぱり牛はのろのろ歩く ・・・・・牛はがむしゃらではない けれどもかなりがむしゃらだ・・・・・」
そしてコロナ禍のいろいろな制約がなくなって、自由に旅することができるようになったら、わたしは、ぜひ大草原へ行って牛の歩く姿を見たいという話をしました。牛がガチリガチリと歩く姿や、がむしゃらではない歩み「けれどもがむしゃらな様子」をぜひ自分の目で見て、感じたり、共感したりしたい。そんな風になるように、今は今できることを精一杯頑張りたいとう話をしました。家の中もいいけれど、やっぱり子供たちには本物を見たり、聞いたり、触ったりして感じる体験をいっぱいさせてあげたいと、切に祈るばかりです。
七小の一月の風物詩その1「お話給食 おいしいおかゆ」
グリム童話より むかしむかしある町の小さな家でのお話です。住んでいるのは心の優しい女の子とお母さんの2人です。女の子は森でひとりのおばあさんに会いました。おばあさんは、女の子に古ぼけたおなべをくれました。そのお鍋にある言葉を話しかけると・・・・
どのクラスも給食でおいしいおかゆをいただきながら、テレビで、図書委員の5・6年生が読みかかせをしてくれるグリム童話「おいしいおかゆ」を聞きました。
おいしくて、わくわく、そして最後はハラハラするお話に、魅了された時間でした。