天国のナッツより
七小の皆さんが、私が天国に引っ越した後も、
ウサギ小屋をきれいに掃除したり
私のことを思い出して懐かしく思ってくれていること
本当にありがとう
私の天国への引っ越しの日が
あまりに突然だったので、
お別れも言えなかったし、
お別れ会もできませんでした。
私は天国で、七小の子供たちと同じように
優しくて元気な友達に囲まれて
楽しく暮らしています。
在りし日のわたし「ナッツ」です。
外が40度をこえる暑い夏休みの日も
私のところへ掃除に来てくれた飼育委員さん、ありがとう。
おかげで私はいつもすっきりとしたきれいな小屋で休むことができました。
夏休みの当番の時間に出かけてしまうからと、わざわざ朝早くに
保護者の方と来校し、私の世話をしてくれた人、ありがとう。
夏休みは寂しかったけど、いっぱい声をかけて、遊んでくれて
とっても嬉しかったです。
校庭のウサギ小屋で暮らしているときは、
たくさんの子供たちが私のところに
遊びに来て
ナッツ!ナッツ!と呼んでくれて
凄く嬉しかったよ。
私が天国に引っ越した後
飼育委員会の人たちは
この後どうしようかと、ずいぶん相談していたね。
その話し合いの結果
校庭のみんなからも、天国の私からも
よく見えるところに、きれいな花を植えることを
考えてくれたんだって。
雨上がりの寒い校庭で、硬い土を掘り起こして
泥だらけになりながら
お花の球根を植える作業をしてくれた
飼育委員会の皆さん
私はとっても嬉しかったよ。
きれいな花に包まれて、
きれいな花を「きれい!」と思える優しい
七小の子供たちにも包まれて。
私はずっと見守っているよ。
どうか寒い冬、風邪をひかないように気を付けてね。
最後にもう一度
七小の皆さんへ
優しい気持ちを「ありがとう」
天国のナッツより