2020年7月19日日曜日

七小の新しい生活様式 その6

七小の新しい生活様式 その6

「はじめの一歩にチャレンジ!」


本来でしたら、来週はもう一学期の終業式。
しかし、今年度は学習時間を計算すると
約250時間分を臨時休業として過ごしました。

夏休みを縮小、土曜日の授業を設定、学校行事や
その準備のためのカットなどを精選等に取り組み、
90%以上の授業時数を確保しました。
あとは、子供たちやご家庭の負担過多にならないよう
十分配慮しながら、家庭学習でフォローを
お願いしながら学習活動を進めます。


感染症の感染リスクを避けるため、
沢山の制限のある学校生活ですが
七小の子供たちは、確実に様々な学習活動で
はじめの一歩を踏み出しはじめました。
そのほんの一部を紹介します。

はじめの一歩 ナンバー1

「ピカピカの1年生と

ピカピカの6年生の交流が実現」


例年ですと、本校は6年生全員が入学式に出席
入学式のお世話はもちろんのこと、
入学式の中では、七小の校歌を歌って紹介。
その次の日から、毎日一緒に朝の支度や
中休みを過ごすなど大活躍する6年生ですが、
今年はそのすべてを断念。

6年生はこの時をじっと待っていました。
ピカピカの6年生と、ピカピカの1年生の
コラボレーションがあちらこちらで復活。

立つ場所は離れているけれど、心の位置は
ぐんぐん近付いてきています。


はじめの一歩 ナンバー2

2年生

「初めての絵の具で、いろいろな濃さを楽しむ学習をしました」


筆洗いのバケツを正しく使うことが、
実は水彩画の大切なはじめの一歩です。


パレット片手に
画用紙に向き合う2年生の姿は
とても落ち着いていて頼もしくさえ感じます。
基礎基本を学んだら、そのあとには自由に
表現の世界を楽しんでくれたらいいなあと思います。

はじめの一歩 ナンバー3

3年生

「はじめて、割り算の意味を考えました」

本校では、3年生から、習熟度別少人数算数を
実施しています。
プレテストを行って、どこのグループで学習するのかを
単元ごとに希望し、担任と相談の上、決定しています。
「この単元は苦手だから、じっくり学ぶコースにしよう。」
「この単元は得意だから、
ぐんぐん難問にチャレンジするコースにしよう。」等々
子供たちの希望するコースは、ほぼブレがなく、信頼できます。
つまり妥当なコースを自分で選ぶことができるということです。
これは、この学校の子供たちの
素晴らしいところだと思っています。
3年生割り算では「8÷2の意味を考えよう」の授業中でした。
8個のクッキーを2個ずつ分ける場合と
8個のクッキーを2人で同じ数ずつ分ける場合と
同じ式でも意味が違うことを学んでいます。
難しい!!

この状況下においては、十分にはできませんが、
友達の考えを聞いて、比較したり、取り入れたりする、
対話的な学びがとても重要になります。
学校でしかできない学びを「楽しい」と
感じてくれる子が増えるよう、
教員は授業改善を重ねていきます。