夏休みには、水のレジャーも多く経験すると思います。海・川などでは、ケースによっては水着ではなく、普通の洋服で訪れることもあるでしょう。そんな時に、予期せぬ事態で水に落ちてしまうこともあるかもしれません。
水着と違って、着衣のまま水に入ると、私たちが考える以上に動きづらく、体も重く感じます。そのため、必要以上に体力も消耗してしまいます。
これから、もしもそういった場面に遭遇した時に、少しでも対処ができるようにすることを目的として、本校では5.6年生を対象に、着衣のまま水に落ちた時の水中での活動について学習する時間を設定しています。
一般には「着衣泳」などという方もいますが、着衣のままクロールや平泳ぎをすることが直接の目的とはしていません。あくまでも、着衣のまま水に落ちた時の対処法を体験し、学ぶことが重要な目的です。
今日の5.6時間目は、その時間でした。
自宅から水に入れてもよい洋服と、体を浮かせるための道具としてペットボトルやビニール袋も持参させました。
子供たちは、着衣で水に入ると、「体にまとわりついてくる」「泳ぎづらい」「体が重い」など、普段とは違う状況を、自分自身の体で体感することができました。
そして、できるだけ体力を使わずに浮いていること、水を飲まないことなど、重要なポイントを学んでいきました。
実際の場面で、このようなことがあってはならないことが何より大切です。しかし、もしものために必要な知識を得ておくことも重要なことだと改めて感じました。
まずは着衣のまま水中へ。 |
だるま浮きをしてみました。 |
泳いでみました。 |
ペットボトルを使って浮く練習です。 体力を使わないようにするのがポイントです。 |
ビニール袋でも浮く練習をしてみました。 |
最後は身に付けていた洋服を脱ぎます。 とっても身軽になったことを体感できました。 |