2020年3月12日木曜日

6年生との思い出(日光編)

昨日の朝は、雨上がりの暖かい朝でした。
校庭にたくさんの花が咲いていることにふと気付きました。
コロナウイルスの感染症拡大防止のことで頭がいっぱいで
こんなに素敵な春が校庭に訪れていたことに
とんと気付いていませんでした。

  飼育委員が植えたクロッカスは紫色のつぼみをつけました。

花壇に咲いた水仙からも、とても良い香りが漂っています。


校庭には連日、リフレッシュのための校庭開放に子供たちが訪れています。
短い時間の利用に限って、引き続き感染拡大防止の行動をとるよう、
子供たちには声掛けをしています。
運動したくて、友達に会いたくて うずうずしている子供たちですが
本当に今の状況をしっかりと受け止めて、とても頑張っていると思います。

中でも、毎日一番たくさん校庭利用に訪れる6年生。
きっと名残惜しいのだろうと思います。
今日はそんな6年生に、
とっておきの日光の思い出写真集を送ります。

6年生との思い出の写真を紹介します。

とっておきの写真その1

「カッパと傘のキャンプファイヤー」

 雨の中で普通はキャンプファイヤーはやりません。
薪が濡れて
「ファイヤーがナイヤーになるから!」
と担任をしていたころ、子供たちによくわからない理由を
伝えては、我慢してもらっていたことを思い出します。
(当時の子供たち、ごめんなさい!)

この日は、宿舎の皆さんが、
子供たちが外に集まる直前までビニールシートを
薪の上にかぶせ、さらに火が消えないように、ずっと
火の番をしていてくださいました。
そんな皆さんのご尽力と、
担任や子供たちの熱い思いが重なって
このカッパ姿のキャンプファイヤーの写真になりました。
湯の湖畔に灯ったあの明るい炎のことは、ずっと忘れられません。


とっておきの写真その2

「鹿の赤ちゃん誕生」

 七小の子供たちが宿泊した施設の中庭で
鹿の赤ちゃんが誕生。
生まれたての赤ちゃんの後ろを心配そうに見守るお母さん鹿
そのお母さん鹿を、音をたてないように、そっとやさしく見守る七小の子どもたち
そんな温かな思い出が詰まった
とっておきの一枚です。

とっておきの写真その3

「谷地坊主が教えてくれたこと」

地面から丸く盛り上がった草のひげのような部分が
株のようになった状態を
「谷地坊主」と言い、日光のような湿原に見られます。
地形や気候等、いくつもの条件がそろわないと
見ることができないのだということを知りました。

私たちの地球には、まだまだ知られていない
たくさんの自然現象の奇跡があります。
その貴重な自然を壊していくのも私たち人間、
貴重な自然を、大切に守っていくのも私たち人間。

そう考えると、見えないところの人のことや
見えない自然の営みのことなど、
自分で「想像していく力」が大切だなあと思います。
独りよがりにならず、でもしっかりと自分で考えて
想像力豊かな子供たちを育てていきたいと思います。

表情豊かな谷地坊主たちから
いろいろなことを学んだ日光移動教室でした。