2018年5月14日月曜日

駅前広場はだれのもの?(「新しい道徳5」東京書籍)

「特別の教科 道徳」では、多様な価値観に接して

  葛藤する自分を見つめています。

 
 駅前広場には、たくさんの自転車が置かれています。置かれている自転車は迷惑だと考えている人と、自転車を置いてしまっている人との、両方の立場に立ってそれぞれの思いを伝え合いました。
 

 
 きまりを守ることは大切だと誰でも分かっています。でも一方には、利便性や、みんなもやっているといった安心感から、なかなか約束を守れない自分の現実もあります。
 
 道徳科の授業では、特定の価値観を押し付けたり、主体性もなく、言われるがままに行動することを指導することはしません。多様な価値観があり葛藤があり、でも自立した個人としてよりよく生きるためにどうしたらいいのか、友達との対話を取り入れながら、自分で考える姿勢を養うことを大切にしています。
 
 「今週の道徳は、どんなテーマで考えたの?」と、ご家庭でもぜひ話題にしてみてください。ご家族の皆さんも、たくさんの葛藤の中で、他者の意見を参考にしながら、自己決定していること。誠実に一生懸命、よりよく生きるための工夫をしていること等を子供たちが感じてくれたら素敵です。