2020年12月28日月曜日

ピンチを学びのチャンスに けやき学級「和太鼓のリズムを楽しもう」

 体育館から歯切れのよい

和太鼓のリズムが響いています。

 昨年度から武州太鼓を研究していらっしゃる地域の講師の先生をお招きして、和太鼓に取り組んできました。講師の先生は、お仕事の合間の昼休みを利用して、ご自分の車に和太鼓を数張積んで、来校してくださいます。
 はじめは大きな太鼓の音にびっくりして近づけなかったり、太いバチを持て余して上手く叩けなかったりした子供たちでした。
 今では講師の先生の締め太鼓に合わせて、自信をもって大きくバチを振りかざし、バチの重みで太鼓の中心にバチを落とし大きな音を出す技をマスターしています。その姿は本当にかっこよく惚れ惚れします。




 何気なく叩いているように見えるかもしれません。でも講師の先生の叩いている締め太鼓のリズムと、子供たちが叩いている和太鼓のリズムは掛け合いになっています。そして何より、友達とのこの間隔です。コロナ禍にあって、常に友達との距離をとることに心がけて練習を重ねています。
 広い空間でこうやって一人でしっかりと立ち、リズムを刻むこの瞬間は、子供たちの大きな自信や、自立につながります。心細い気持ちや、ドキドキする気持ちとしっかりと向き合い、太鼓に集中している子供たちの気迫は、そばにいる大人の心を揺さぶるものがあります。どんどん難易度を増す技が、小さい学年の子供たちの新たな目標にもなっています。

 新学期になったら、全校児童を対象に発表会を企画しています。全校一緒には発表できないので、動画等も織り交ぜて、けやき学級の子供たちのこの気迫を全校児童に感じてもらう方法を今、模索中です。






2020年12月27日日曜日

サンタにプレゼント

2学期の終業式を行いました。

クリスマスプレゼントに先駆けて、
JA東京むさしの皆さんが、
花育事業の一環として各クラスに
見事なシクラメンの鉢植えにを
プレゼントしてくださいました。
一鉢一鉢に愛称や
名前がついているクラスもあって
コロナ禍の学校生活をパーッと
明るくしてくれています。

終業式の朝のこと

 2学期の終業式の朝は、毎年、特別な朝です。その前の晩にいろいろなイベントが各ご家庭であり、その上2学期の最終日という特別感も加わって子供たちがウキウキわくわく登校します。実はわくわくしすぎて、教室内でのトラブルや、登下校中の事故などがとても多く、学校としては子供たちをいつも以上に丁寧に見守る必要がある日!
 そんな日の朝、とっても素敵なことがありました。朝、登校中の子供たちと話をしました。ほとんどはサンタさんからもらったものの話を、嬉しそうに伝えてくれました。その中に一人、「私は、手作りのマフラーをサンタさんにプレゼントした。玄関に置いておいたら、持って行ってくれた!」と、嬉しそうに報告してくれる子がいました。「昨夜はとても寒かったから、サンタさんきっと喜んでくれたでしょうね。」と言うと、嬉しそうに校舎に向かって走り出していきました。なんだかとても心がホカホカして嬉しかったので、そのことを、終業式の講話の中で話題にしました。すると...........
 今度は休み時間に男の子が一人校長室に訪ねてきてくれて「ぼくは、サンタさんにあったかいお茶を置いておいたら、飲んでくれました。」と報告がありました。

 こんな温かい子供たちに七小の教職員は、いつもピンチを救ってもらっています。コロナ禍にあって、先行きが見えず迷ったり悩んだりしている私たちをよそに、なぜかどんなことにも一生懸命取り組む七小の子供たちがいます。子供たちに元気をもらって、新しいアイデアを具現化していくことができました。そんな子供たちの後ろには、いつもしっかりと支えてくださっている、保護者や地域の皆さんがいらっしゃいます。心より感謝申し上げます。

セーフティー教室 

冬休みの安全な生活を願って 

低学年 
小金井警察のスクールサポーターの
お二人をお招きして
教員からは危ない場所を見つけて自分で自分を
守れるよう、オリジナルクイズを出題しました。
スクールサポーターさんからは、エレベーター
の乗り方や急な時の対応の仕方
などを教えていただきました。
「いかのおすし」の歌は感染症予防のため
学校では大声では歌えませんでした。
どうぞご家族でうたってみてください。

高学年

安全な携帯電話の使い方

個人情報とはどんなことなのか
写真を添付した時の危険性
文字だけでは伝わらない本当の気持ち

便利な道具として賢く使うために、しっかり
学ぶことが必要だと思います。
ご家庭で是非話題にしてみてください。

医療従事者の皆さんへの感謝のお手紙を書きました。




 きれいに色を塗っているクラス。文字を読む時間はないかもしれないからと、子供たちと話し合ってイラストやカットを多めに描いたというクラス。どのクラスも、丁寧に一生懸命かいている様子が伝わってきました。

 感染者が増えないように、自分は手洗いやうがいを頑張っているという言葉やお医者さんになるという決意。コロナのない時代が来たら冬の夜はオリオン座をみんなで「きれいだね!」とはなしながら眺め、昼間は「一緒に遊ぼう!」と声を掛け合って遊びたいという、素敵な感性。
 
 これらの七小の子供たちの手紙は医療従事者の方々に、25日の午前中に発送いたしました。
 どうかどうか、皆様にとって来年がよい年となりますように!

2020年12月25日金曜日

一斉メールによる令和2年度学校評価アンケートのお願い

 保護者の皆様には、日頃より本校の教育活動に御理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。 手紙でもお伝えしたとおり、学校評価アンケートは、本日12時頃に一斉メールで送らせていただきます。 締め切りは1月7日(木)です。ご協力よろしくお願いいたします。

2020年12月19日土曜日

帰ってきた「お話給食」

 約10か月ぶりに七小の大切な時間が帰ってきました。

それは「お話給食」を楽しむ時間です。

 お話給食の日はお話に出てくるおいしいものが、給食のメニューの一部に登場します。学校司書の読み聞かせを聞いて、既にこのお話のことは知っているクラスもあります。給食中の後半の時間を使って図書委員会から、この本の読み聞かせ動画が配信されます。図書室と給食室、図書委員会の児童との七小スペシャル トリプルコラボレーション企画です。

今回のお話は「きこりとおおかみ」(山口智子 文   堀内誠一 絵)

 おなかを空かせたおおかみが森を散歩していると、おいしい「すかんぽのスープ」(日本でいうとスイバという植物のことです。)の匂いがして、きこりの家にやってきます。

 スープづくりのために火を起こしているとき、濡れている薪があってきこりとおかみさんのおうちが煙だらけになってしまいました。おかみさんがドアを開けたところを見計らって、おおかみがきこりの家に・・・・

 でも、おおかみは考え込んでしまいます。きこりと、おかみさんとすかんぽのおいしそうなスープと、どれを先に食べようか・・・・・

 考えているうちにおおかみは、きこりとおかみさんとに、ある方法で追い払われてしまいます。どうやって追い払われたかは、お子さんたちに聞いてみてください。

 

 その次の年、追い払われたおおかみは、たくさんの仲間を連れて、またすかんぽのスープのきこりとおかみさんの家に行きます。今度こそきこりは大ピンチです。でもやっぱりアツアツのすかんぽのスープが、きこりとおかみさんの命を救います。どんな方法でおおかみを退治したのかは、これまたお子さんに聞いてみてください。

 一度ならず二度も木こりとおかみさんの命を救ったすかんぽのスープは、きっと七小の子供たちをコロナからも守り、元気付けてくれるはずです。そんな願いが、この企画には込められています。
 こうして、今日のお話給食のメインディッシュは(すかんぽのスープ)となりました。

 下の写真がすかんぽとやばれている植物です。日本ではスイバとも呼ばれ、水田のあぜ道などによく生えている植物です。茎をかじると酸っぱい味がするので「スイバ」と呼ばれているそうです。今度どこかで見かけたら、少しかじってみようと楽しみにしています。
 ただし、今日のスープにはスイバの代わりにホウレンソウが入っていました。これは本校栄養士の魔法のアレンジです。霜が降りて甘さを増したホウレンソウが,たっぷり入ったアツアツのスープをおいしくいただきました。

  10か月の眠りから覚めた七小の「お話給食」

 「お話給食」は、企画する人、作る人、読む人、聞く人、食べる人、見守る人、みんなが温かい気持ちになって、みんなが元気をいただける、最高の七小の宝物だと思っています。コロナ禍の前は当たり前のようにあった、この温かい時間をみんなで共有できたことが、こんなに素敵で、幸せなことなのだということを改めて感じさせてもらいました。
 また1月も楽しい企画があるようです。全校みんなで楽しみにしています。




2020年12月14日月曜日

ピンチを学びのチャンスに!6年生「はばたけ未来へ!」 

6年生地域参画型授業「はばたけ未来へ」

 今年度の6年生は『はばたけ未来へ』の単元で、キャリア教育に取り組みました。実際にご自分で企業を立ち上げていらっしゃる方をお招きして、夢の実現の途中でどんなことに悩みどんな葛藤を乗り越えてきたのか、お話をうかがうことにしました。巣立ちの日をもうあと数か月後に控えた六年生と「夢をもつこと」についてみんなで考えられたらいいなあと思いました。

 コロナ禍にあって、学びを開くことに慎重なこの時期ではありましたが、たくさんの我慢を強いてきた今年の6年生には、ぜひたくさんの夢を抱き、その夢に向かって自信をもって進んでいってほしいと考え、敢えてこのテーマに挑戦することにしました。もちろんCS会長さんのご尽力により、今回も素敵な講師の先生との出会いがありました。

 今年のことをお話しする前に、過去2年間の6年生の『はばたけ未来へ』の学習を振り返ってみます。               

 平成30年度は主権者教育に取り組みました。

「私たちが開く国分寺の未来」というテーマで、「どうしたら国分寺がよくなるか」ということを考えました。そして自分たちが社会に参画していくことはどういうことなのか主権者となる自覚と責任を体験することができました。たくさんの方々にご尽力いただいて授業を創ることができました。その中のお一人 星野信夫 元国分寺市長さんからは、社会に参画することの大切さを学びました。ご自身の経験から、小中学生でもできることを具体的に教えていただきました。「観客からプレイヤーに!」というお話が、子供たちの心に響きました。
 
 「どうしたら国分寺がもっとよくなるか」をそれぞれが、観客からプレーヤーになって考えました。3学期にはマニュフェストをもとに、市長の候補者を立て、実際に模擬選挙を行いました。本物の投票箱や、投票用紙も準備していただき、本番と同じように模擬選挙を体験させていただきました。
「 はじめは国分寺をよくするなんて簡単だと思っていました。けれど、お金や土地がなかったり、誰かの今の生活が損なわれたりすることをきちんと考えないといけないことも分かりました。・・・」という当時の6年生の感想が印象的でした。


令和元年度の6年生は裁判員裁判に挑戦しました

選んだ教材はNHKの番組「昔話法廷」シリーズの中から
「三びきのこぶた」と
「かちかち山」です

4人の弁護さんが6年生の学びに加わってくださいました。学習の最後に、弁護士の先生方からこんな貴重なお話をいただきました。




〇一つの事実があっても、色々な見方(評価)ができる。だからいつも柔らかい視点をもって、反対の人の考えもよく聞き、丁寧に自分の考えをわかるように伝え、説得してほしい。

〇同じ事実もいろいろな見え方がする。たとえばマスコミが犯罪者と言っても、裁判にかけなければわからない。被告人の立場も考え、やり直すチャンスを考えたい。人は必ず失敗をする。でも本当に悪い極悪人は、何万人に一人しかいないと思う。「間違えを犯したら、必ずやり直してほしい」と願って弁護士をしている。

巣立ちの日を控えた6年生の子供たちに、きっとこの弁護士さんからのメッセージは届いていることと思います。

さて今年度(令和2年度)の『はばたけ未来へ』はキャリア教育に挑戦

 講師の先生はどんな仕事にも大切な共通なことがあるというお話から始まりました。
6年生の保護者の皆さんは、ぜひ子供たちとこのあたりのお話をしてみてください。その後、コミュニケーションにおけるリアクションの大切さも話題になりました。6年担任2人が前に出て、お互いの良さを褒め合うワークがありました。その後に子供たち同士も、良さを褒め合ったり、しっかりリアクションを返したりする体験をしました。
                                        
 講師の先生は、甲子園にも行っている、生粋の野球大好き球児でした。高卒で自立して生活をされたとのことですが、ありがとうがなかなか伝えられなかった自分自身を振り返って,有難うの気持ちを伝えることの大切さもお話しくださいました。
 最後は、自分の夢を100個書いてみようというワークに入りました。書いたことを一つ一つゆっくりでいいから行動に移してみる。チャレンジしてみるということを話してくださいました。

子供たちの学習後の感想(講師の先生へのお礼の手紙)です。
〇…コミュニケーションの大切さや、これからの夢を楽しく教えてくれてありがとうございました。褒めることで相手の反応が変わり、伝える人自身も暖かくなることができました。
これからやりたい100のことはまだまだあるけれどこれから少しずつでもやっていきたいです。

〇…私はコミュニケーションが苦手ですがうなずいたり、笑ったりすることでよくなることを実感できて、これからも続けていきたいと思いました。そして「ありがとう」を言う大切さもわかり、これからどんどん言っていこうと思っています。…私が救われた気持ちになったのは、まだ夢が決まっていなくて、焦っている気持があったけど、やりたいことを100個近くかくことができ、なんかホットしました。ありがとうございました。


 

2020年12月6日日曜日

ピンチを学びのチャンスに! 2年生 秋の野菜作りに挑戦!

 地域参画型授業 2年生 秋の野菜作りに挑戦!

9月2日
 新型コロナウイルスが私たちの学校生活を一変させてしまってから7か月後の9月2日。本校で初めて、学びを開いた(ゲストをお招きしての学習を始めた)記念日です。その記念すべき日に、来校くださったのが、本校のCS協議会の副会長でもある畑の先生です。畝を作って、畑に種を植える方法を丁寧に指導してくださいました。小な小さな黒いゴマ粒のような大根の種から本当に芽が出るのか、興味津々だった子供たちの様子を懐かしく思い出します。

9月14日
 畑の先生と本校の用務主事さんとがコラボレーションして、狭い畑をふかふかの土が詰まった「豪華大根畑」に変身させてくださいました。

12月2日
 そして収穫の日 二人がかりで「うんとこしょ! どっこいしょ!うんとこしょ!どっこいしょ!」それでも大根は抜けません。..........見事な大きな大根が収穫できました。
一人一本全員が大根を持ち帰ることができました。
 コロナ禍で、できないことや我慢しなくてはいけないこともたくさんあるけれど、こんな素敵な収穫祭ができるなんて最高です。



 土づくりから種まき、途中の草取りや水やりまで、子供たちの足りないところをたくさん補っていただきました。こんな方々の応援があって今日の収穫があることに感謝の気持ちをいっぱい感じることができた貴重な体験でした。
 畑の学習は一日にしてならず!

 教員もこの日収穫された大根の葉っぱをいただきました。家に帰ってから炒め、ごま油を風味付けに入れて、鰹節をかけていただきました。大根の風味たっぷりで太陽の恵みを感じることができて最高でした。
大根づくりにかかわってくださった皆さん
大根料理を工夫してくださった保護者の皆様
本当にありがとうございました。


2020年11月30日月曜日

ピンチを学びのチャンスに‼ 5年生「国際交流会」より

地域参画型授業  5年生「国際交流会」

 毎年、CS協議会のご協力をいただいて、総合的な学習の時間で学んだことを、体験的に深めるための国際交流会を開催してきました。
 今年度はたくさんの外国の方々を一同にお招きして、それぞれのブースに分かれて、日本の文化を外国の方々にお伝えするようような企画は、変更せざるを得ない状況でした
 では何かほかの形で、少しでも、広い世界にに子供たちが目を向けて、文化や歴史等の多様性のすばらしさに気付けるような体験はできないかと思考錯誤しました。
 そこで、今回は11月28日土曜日を使って、次のような国際交流会を開催いたしました。いつもでしたら、学校公開で、たくさんの保護者の皆さんにも参観していただき、子供たちを応援していただいていたのですが、今回はそれもかなわず、今できることで、最高の交流会にしようと、子供たちの実行委員会を立ち上げ取り組んできました。


 今回講師としてお招きしたお客様は、ネパールのご出身で、働きながら日本の学校に通って日本語と英語を習得されました。敬語も交えて流暢な美しい日本語が印象的です。今は誰もが憧れる空港で働くキャリアウーマンさんです。
 講師の先生に加え、ネパールの井戸を掘る活動にも取り組んでいる本校CS会長さんも、ネパールの現状について話をしてくださいました。
 講師の先生からは主にネパールの子供たちの遊びの様子、日本に初めて来たときの印象、日本の生活で驚いたことや、暮らしやすさなど、事前に子供たちから質問を募ってあったことについて、丁寧に説明してくださました。
 一方、CS会長さんからはネパールの貧しい地域に住む子供たちの様子、学校に行きたくても、家計を支えなくてはいけない事情などのお話がありました。会長さんからは、学校へ通えることの幸せや、何不自由なく生活できる幸せについてお話しいただきました。学校もない、トイレもない、病院はあってもベッドもお医者様も、手術道具もない現状について教えていただき、たくさんの写真を交えて現状を知ることができました。恵まれた国日本に暮らす私たちには驚くことばかりでした。 

第二部は交流タイム!
講師の先生は実はネパールダンスの先生もされていたことがあり、子供たちにその素敵な舞を披露してくださいました。

その後、担任も民族衣装のサリーを着せて
 いただきダンスに参戦‼5年生の
児童もみんな一緒に、
           ネパールダンスを踊りました                 

 5年生の子供たちからは、お礼のダンス「七小ソーラン」を披露しました。ネパールダンスに造詣の深い講師の先生は、ソーラン節にとても興味をもたれていました。ネパールダンスも生活の中のちょっとした動作が振付に取り入れられています。北の海の漁師さんの様々な漁の所作が取り入れられているソーラン節と、とても似たところがあるのだと思います。

交流第三部「一緒に遊ぼう!」では、講師の先生も交えてクラスごとの「だるまさんが転んだ!」に挑戦!


 「だるまさんが転んだ」をこんなに楽しめる子供たちを、私はいまだかつて見たことがありません。そのくらい楽しい時間でした。ソーシャルデスタンスをとって、鬼に名前を言われたら振り出しに戻る方式です。本気で転んだりダッシュしたりするエネルギッシュなだるまさんたちの躍動に、元気付けられました。講師の先生との、貴重な交流の時間となりました。

 大きな中国と大きなインドに挟まれた小さな国ネパールです。でもヒマラヤの山々に抱かれた素晴らしい自然環境に恵まれた国です。日本も豊かな自然に恵まれていますが近年は、多くの自然災害に心を痛めています。きっと豊かな自然に恵まれた国だからこその悩みがネパールにもあるのだと思います。この交流を通して学んだことを次の学びにつなげていければと思います。
 世界中で、そして地球上で今何が起こっているのか、自分たちから目を開いて見ようとする気持ちを、少しずつ育てていきたいです。












2020年11月29日日曜日

ピンチを学びのチャンスに!4年生「百人一首の取組み」

 4年生地域参画型授業 ー百人一首の取組みからー

 総合的な学習の時間に10月から取り組んできた「百人一首」の学習です。はじめたころは、百人一首を初めて知った子もたくさんいました。今年度は感染症拡大の防止を考慮して、一対一の対戦をしながら、それぞれの子供たちのやり方で歌を覚えていきました。

 対戦するということは、相手の努力に敬意をもつということ。だから、礼に始まり礼に終わることも学びました。「相手がいるから対戦ができルールを守り、勝敗を受け入れることが、対戦を楽しめることにつながること」も、日々体験的にじっくりと学んだ4年生です。

10月末の教室での練習風景より
 この間の子供たちの前向きな取組みの様子は、素晴らしいものがありました。多分ご家庭での励ましや応援もたくさんいただいているのだろうと伝わってきました。練習のある日は、自分たちの対戦の様子を見てほしいと、子供たちが校長室に呼びに来てくれることも度々でした。

 いよいよ11月25日、学芸大学の百人一首サークルの学生さん2名を講師としてお迎えして「紅白歌合戦」の時を迎えました。講師の先生方は、大きな大会で活躍していらっしゃる名人級の方々で、毎年CS会長のご紹介で来校してくださっています。

①まず初めに講師の先生方から、公式な大会での百人一首の考え方やルールをお話しいただきました。

②次に、クラスの代表の子供たちと講師の先生による対戦を行いました。クラスの代表の子供たちとの対戦を、祈るようにそして誇らしげに見守る各クラスの子供たちの様子から、これまで取り組んできた時間が子供たちを確実に成長させたことを証明してくれました。





③ここでいよいよ「紅白歌合戦」4の1と4の2が、総合点で勝敗を決めることになっていました。
 結果発表がありました。なんと「15対15 3引き分け」の見事な結果となりました。最近4回の練習対戦では勝ちのクラスが偏っていたそうなのですが、追い上げたクラスの猛撃も素晴らしかったのだと思います。また、ずっと勝ち続けていた方のクラスは、追われる立場から解放されて、少しほっとした様子だったと担任から報告を受けました。まさしく「あっぱれ!」
 全力でいろいろなことに向き合うことができる4年生の子供たちを、心から誇らしく思います。きっとこの後グレードアップした子供たちは、また次の目標を見つけて努力を続けることができると思います。
 
 この活動を支えてくださったCS協議会会長さん、学芸大学サークルの講師の先生方、文香の学びを準備してくださった講師の先生、子供たちの学ぶ意欲や、心の揺れをある時は支え、ある時は励ましてくださった保護者の皆さん、本当にありがとうございました。


2020年11月21日土曜日

しびれるように心の底から「楽しい!」が飛び出してくる体験を!

 

たくさんの支えをいただきありがとうございました。

 保護者の皆さんからのアンケートが本当にたくさん集まりました。十分ではないとこがたくさんあった開催でした。また、会場へのアクセスや、入場、参観方法等々、多くの制限をさせていただきましたにも関わらず、保護者の皆さんからは温かいメッセージをいただきました。その一つ一つから教職員一同、勇気をいただきました。ありがとうございました。
 いただいたご意見等は、今日からの教育活動に生かしてまいります。

子供たちの「アフター ダン・ラン7」の交流も素敵です

 6年生から、初めての大きな取組みを頑張った1年生に、メッセージが届きました。この後、一年生も6年生にお手紙を書きました。
〇6ねんせいのソーランぶしを見て、なんかすごいみんながそろっていて、みんながじょうずですごいなあとおもいました。だからじぶんも、がんばろうっておもいました。
〇ダンスをおどっていたら、いいかぜがふいて、きもちよかったんだよ。
〇おてがみありがとう。とってもうれしかったよ。100メートルそうは、すごくはやくてびっくりしたよ。こんどまたいっしょにあそびましょう。ソーランぶしがかっこよかったよ。
 
 1年生は今までの運動会ではいつもスタートのあたりに座っていますので、ゴールするお兄さん、お姉さんを間近で見たことはありません。今年の1年生はその意味では超ビップ席で6年生が走り抜ける瞬間を見ることができました。とても興奮している様子が、1年生の座席からずっと伝わってきていました。学校での学びは、こうやって下の学年に脈々と伝わっていくのだととても微笑ましく、誇らしくも思えました。

しびれるように心の底から「楽しい」がとびだしてきた!

4年生の学級だよりからは、こんな詩人を見つけました。
〇80メートル走を思いっきり走ったら、そのあとはエイサーでドキドキでした。でも始まったらドキドキが自分の「イーヤーサッサー」の声に吹き飛ばされて青空の中に消えていきました。大きな声でどんどん体が軽くなって、しびれるように心の底から「楽しい!!」が飛び出してきました。

 明日からも、しびれるように心の底から「楽しい!!」が飛び出してくるような体験を、子供たちがたくさんできる学校にしていかなくてはと、子供たちから大きな宿題をもらった気がしました。

2020年11月12日木曜日

ダン・ラン7(セブン)予告編

「ダン・ラン7」予告編を特集します。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大の猛威が私たちの生活を一変させてしまったころから、もうずいぶんたくさんの時間がたちました。一度諦めかけた運動会ですが、どんな形であれ、子供たちの一生懸命な姿を見ていただける場を、この11月14日と決めて、準備を進めてきました。誰も経験したことのない、「ダン・ラン・7」を、いよいよ土曜日に迎えようとしています。
 学習に充てることができる時間は、臨時休業によって、大きく減りました。その分、土曜日の学習を行っても、月曜日を6時間授業にしても家庭学習を頑張ったとしても、まだまだ時間は足りません。学校行事として取り組んできた様々なことを、学習に振り替えて時間を確保。年間の指導計画も大きく入れ替えをして、次の学年になる時に、しっかりと力を付けていられるように今、取り組んでいます。
 一方、学校行事も子供たちに豊かな人間性と学びに向かう力を育てるために大切な時間だと考えてきました。特に、昨年度末の卒業式、4月の入学式、移動教室、縦割り班活動等々、最高学年の自覚と自信をつけるために必要な学校行事が体験できていない6年生のことをずっと思いながら、試行錯誤を繰り返してこのダン・ラン7を企画しました。
 この学校の6年生でよかったと6年生が感じ、明日に向かう力が湧いてきたら嬉しいです。そんな6年生の姿から後輩たちも七小の伝統を引き継ぐことができると信じています。

ナンバーワンの走りではなく、オンリーワンの走りを!


 走競技では、今年度は順位をつけることは致しません。でもこの日をめざして練習してきた「走り」をどうぞ応援してください。スタート地点に立った時の押しつぶされそうな感じの緊張感、走り出したときに頬に感じる風の強さ、自分と向き合った数十秒間と走り切った時の爽快感等々。数十メートルであっても、子供たちの成長には大切な体験だと考えています。
 ナンバーワンの走りではなく、オンリーワンの走りをどうぞ認め、励ましていただければと思います。

夢中になれることがあるって素敵です

 各学年の表現予告編です。例年ですと、3週間ほど前から運動会の特別時間割を組んで、体育の時間を多めにとって練習をしていました。でも今年度は、前出の通り、体育の学習の時間だけを特別に設定することはできません。2週間でやれることに精一杯取り組みその成果を発表することに決めました。そしてコロナの三密対策もありますので、本番まではほとんどマスク着用、ソーシャルディスタンスをとっての、制限のある中での練習となりました。
 そんな制限の中でも、休み時間も自分たちで練習したり、授業で全員が揃うまでのほんのわずかな時間を使ってもダンスを練習する姿もありました。夢中になってダンスに取り組んでいるときの子供たちの顔は、本当にほれぼれするぐらい輝いています。夢中になれることがあるって素敵です。
2年生「全集中! 2年の舞」

6年生「轟6(とどろく)ソーラン」

4年生「エイエイサー」

3年生「七小花笠」

1年生「友よ!」

5年生「七小ソーラン」
 
 けやき学級の子供たちは、それぞれの学年の交流学級に入って、一緒に競技や演技に取り組んでいます。特に、2年生表現のオープニングは、けやき学級の2年生の太鼓名人たちが、武州太鼓の先生と一緒に学んだ太鼓のバチさばきを披露します。こうご期待!

 それぞれの子供たちが、それぞれの場面で、一生懸命力を出し切って、ダン・ラン7に臨みます。子供たちのこの日の頑張りに、そしてこの日までの積み重ねてきた努力や工夫に、どうぞ大きな拍手をお願いいたします。
 13日付で再度の参観のためのお願いを一斉メール配信します。保護者の皆さんで一致団結して子供たちの応援団になっていただけることをお願いいたします。お願いすることの大変多い「ダン・ラン7」ではありますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

恐るべしケヤッキーの生命力

南門の本校のシンボルツリー ケヤッキー

 全くの余談です。
 この写真は今日の夕方撮影した本校のシンボルツリーの欅です。実はこの夏の終わりに、毛虫が発生し、専門の植木屋さんに、枝の剪定をしていただき、さっぱりとしたスポーツ刈りになっておりました。
 隣の桜の木の葉っぱはすっかりと色付き、まさに落葉の季節を迎えているところです。ところがケヤッキーは、こんな感じで、最近青々とした緑の新芽が出始め、新緑の季節を迎えています。恐るべし、ケヤッキーの生命力!毎日七小の子供たちの頑張りを一番いいところから見下ろし、応援してくれています。ご来校の際は、子供たちの躍動とともにケヤッキーの生命力からも、どうぞ元気をもらってください。
 
 ダン・ラン7の受付は、このケヤッキーのある南門一か所です。北門からは敷地内に入れませんのでお間違えのないよう、ご来校ください。