本日は5、6校時に6年生がキャリア教育の一環として、地域参画型授業「はばたけ未来へ」の学習を行いました。
国分寺北口の商店街の俵屋(おそば屋)さんのご主人と、国分寺消防署の署員の方、第二中学校の副校長先生をゲスト・ティーチャーとしてお招きし、授業を行いました。
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卒業を間近に控えた6年生の子供たちに、ゲスト・ティーチャーの
皆さんが、「子どもの頃に考えていた将来の夢」、「現在の職業を
志したきっかけ」、「仕事での苦労や喜び」、「仕事に対する信条」
などについて、子供たちにお話をしてくださいます。
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俵屋のご主人のお話です。
おそば屋さんを継ぐ時には、「父親よりおいしいおそばを作りたい」
という一心で食についての勉強をしました。
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近江商人の言葉に、「三方よし」という言葉があります。
「売り手よし」、「買い手よし」、「世間よし」という意味です。
商売をする上で、大切にしたいことを表しています。
この言葉は、商売だけでなく、色々なことに当てはまります。
自分が起こした良い行動は、「自分」、「相手」、「まわり」に良い
影響を与えます。
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6年生の子供たちは、自分の思いと重ねながら、ゲスト・ティーチャーの
皆さんのお話を聞いています。
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国分寺消防署の方のお話です。
大学を卒業後、公務員試験を受け、消防学校で半年間、消防の
知識と技術を学びます。男性も女性も同じ訓練を受けます。
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この職業に就いて、「力では男性に勝てない」と感じる時も正直あります。
しかし、そのことをマイナスにとらえるのではなく、どのような活動をする
時でも、よく考えて、柔軟に工夫して取り組むようにしています。
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二中の副校長先生のお話です。
小学生の頃は、まだ将来の夢や職業も漠然としていました。
高校時代の部活動や大学での生活で、様々な人との出会いが
大きな刺激となり、自分自身を成長させてくれました。
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教師になり、まだ経験が浅く、指導がうまくいかず悩んでいた時に、
自分が卒業させた子供たちと再会する機会があり、大きな勇気を
もらったこともありました。
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ゲスト・ティーチャーの皆さんのお話を伺い、子供たちが質問をしています。
6年生:俵屋さんは、お店を継ぐ時に自信はありましたか?
俵屋さん:自信はありませんでした。でも不安を努力でカバーしました。
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色紙に、一人一人の子供たちが自分の信条、座右の銘を書きました。
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6校時に各学級で、自分の座右の銘を発表しました。
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卒業を間近に控えた6年生の子供たちに、「将来の夢や目標を大切にしてほしい」、「中学校へ進学することへの期待を膨らませてほしい」という願いから、本日の授業を実施しました。
【ゲスト・ティーチャーの皆さんから6年生へのメッセージです。】
俵屋さん:「一番強いものは『やさしさ』です。」「10年後の自分を信じて、『域値』を目指して努力を重ねてください。」
消防署の方:「自分が行動することで、『誰かが助かる』、『誰かが喜ぶ』という気持ちを大切にしています。皆さんにも、人が嫌がる事に、率先して、勇気をもって取り組んで欲しいと思います。」
二中副校長先生:「収入を得るということも目的ですが、それだけではなく、情熱を傾けることができる仕事に就けることが幸せだと感じています。」
※ゲスト・ティーチャーの皆様。本日は貴重なお話をありがとうございました。